冬の季節の食養生食材として「腎」を補う「黒米」をご紹介します。
二十四節気(にじゅうしせっき)では、小寒(しょうかん)の時期となり、寒の入りの季節となりました。
冬の季節は、「腎」を補う食材が良いとされています。
黒米は、身体を温めも冷ましもしない食材で、五臓六腑の「脾(ひ)」(消化器系)、「胃(い)」、「腎(じん)」、に作用します。
黒米の効能は、主に5つあります。
1つ目は「滋陰(じいん)」で、身体に必要な潤いを補うこと。
2つ目は「補腎(ほじん)」で、腎の働きを補うこと。
3つ目は「健脾(けんぴ)」で、脾(ひ)(消化器系)の働きを健康にすること。
4つ目は「活血(かっけつ)」で、血の流れをよくすること。
5つ目は「名目(めいもく)」で、目の疾患を改善すること。
黒米は、古代米の一種で、栄養素や抗酸化成分が豊富で低カロリー。
食物繊維は玄米の8倍と言われています。
黒い表皮の色素は、老化防止の抗酸化成分「アントシアニン」と呼ばれるポリフェノールの一種で
その抗酸化作用の働きから、老化を引き起こす活性酸素を抑制し、エイジングケアに効果的です。
【調理方法】
黒米のパッケージに記載された内容で大丈夫です。
※だいたい、白米1合に対して、黒米大さじ1くらいです。
【注意点】
わんこさんには、黒米は、消化しずらい食べ物になります。
擦りつぶしたり、コーヒーミルで砕いてから炊く事をおススメします。
老犬や消化力が弱いコは、お水に漬けてエキスだけを入れてもいいです。
食材を与える場合には、体調を見て少しづつ様子を見ながら与えるようにして下さい。


週刊かふう2025.01.10号に掲載
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